霞が関ビル

子供の頃、「超高層のあけぼの」というドキュメンタリー映画を見た記憶がある。霞が関にある日本最初の超高層ビル「霞が関ビル」の開発~建築に至る経緯を描いたものだった。”超高層”とは言え36階建てで、今では新橋あたりに行っても、どれがそのビルなのか、判別するのが難しいくらい周りのビルの中に埋もれてしまっているが、昭和を代表する建造物の1つである。

強度を出すため、五重塔の構造を参考にして、H型鋼という鉄骨を使って開発したこと。縦横の鉄骨を、ある程度溶接したものを工場で作って現場に搬入するプレハブ工法を採用したことなどが新しかったらしい。また、とび職の職人さんが、現場で活躍したことも紹介されていたが、現在の安全管理上ではあり得ない危険な作業だったようだ。

その後、40階建ての世界貿易センタービル竣工まで日本一の高さを誇った。

出所:Wikipedia

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