モバイルデータ端末

今は、「モバイルデータ端末」と言えば、ほとんどがスマフォで、それ以外にタブレット、モバイルPC、スマートウィッチなどを持ち歩く人が多いが、1990年代後半～2000年代初頭は、Pocket Board、PDA、Windows CEなどが大流行りだった。

ただし、いずれも本体には通信機能が無いので、ケーブルでPHSや携帯電話に接続することで、メールのやりとりや簡単なWeb閲覧が可能だった。

Pocket Boardは、携帯電話で簡単にメールのやりとりができるツールとして、若い女性のニーズにマッチして大当たりした。

PDAのうち、Palmはアメリカ人が良く使っていた。日本ではソニーがCLIEを積極的に投入したものの、通信機能無しでは、手帳替わり程度しか使い道が無く、携帯電話の高機能化とともに次第に衰退、BlackberryやiPhoneの登場で淘汰された。

Window CEは、鳴り物入りで登場して、各社から商品が発売されたが、実用としてあまり役に立った記憶が無い。