1970年代中頃、洋楽好きの男子学生はディープパープルやレッドツェッペリンなどを筆頭とするハードロックバンドに夢中になっていたが、クィーン、ベイシティローラーズの登場で、アイドル好きの女子学生が彼らに熱中するようになり、洋楽のファン層が拡がった。(男子は気にはなるものの、軽い奴だと見られるのが嫌で、少し距離を置いていた。)
ベイシティローラーズは、タータンチェック柄をトレードマークとしたファッションや、日本の女子学生受けする軽い曲で、アイドル性を前面に押し出して人気となった。
クィーンも、最初はロジャーテイラーのルックスなどで人気が出たのだが、こちらは「ボヘミアン・ラプソディー」あたりから、それまでにはない曲作りなどが注目され、数年前にそれを題材にして映画化されるなど、今も語られる存在になった。
それまでも、初期のビートルズ、モンキーズなど、アイドル性を持ったグループは存在していたが、ビートルズは当時は少し社会問題として見られていた部分もあったり、モンキーズは日本では語られるほどではなかったように思う。
0コメント