トランシーバー

 子供の頃、買ってもらったのだが、今のように、携帯電話やWiFi通信がある時代ではなく、固定電話が唯一の通信手段である時代に、屋外で無線で会話できる機器というのは、ハイテクを感じられた。

 大人が使う業務用は、免許が必要なハイパワーのものだったが、買ってもらったものは、玩具として、直線で見通しが良いところで200m程度の距離で会話ができる程度の性能だった。

 当時住んでいた家の近所にはちょっとした小山が2か所にあり、その間がちょうど数百m離れていたため、父と私でそれぞれの山に昇り、通話できるか試した記憶がある。(遮るものが無いので、辛うじて会話できたと思う。)

難点は、(当たり前だが)常に電源を入れておく必要があったので、乾電池をすぐに消費してしまうこと。無線で会話できたという満足度は得られるものの、それ以上でも無いので、飽きてしまうこと。 だった。

20世紀アーカイブ

20世紀後半(1970年代)~2000年代前半の交通,車,スポーツ,施設&イベント,書籍&カタログ,その他の記憶や写真です。