1970年頃の子供向けの図鑑などでは、21世紀の生活として色々描かれていた(イラストレータ真鍋博の未来都市の絵が有名)。 実際に技術の進歩は予想以上のものがあったものの、人間は当時の予測ほどは変わらなかったかも知れない。
なんとなく記憶しているのが、以下のようなもの。
・壁掛けテレビ ・・・当時は19inchのブラウン管が主流。 その後発売された36inchテレビでは、奥行きが60cm,重さが100kg近くあり、現在のように 液晶、OLEDなどで、厚さ1cm程度で50inch超の画面が実現できるなど、想像できなかった。
・テレビ電話 ・・・今では、スマフォでも簡単にできるが、当時は展示会などでのみ体験できるものだった。
・電子レンジの進化版 ・・・材料だけ入れると料理されて出てくる というものだが、冷凍食品と電子レンジの組合せで、ほぼ同じ機能が実現できている とも言える。(本当に今の冷凍食品のクオリティは侮れない。)
・オンラインスクール ・・・通学しなくてもTVの画面を通して授業が受けられるシステム。 これも実用化されているが、小学校の授業は、今でもやはり通学。(学校での生活も教育の一部なので、当然。)
・タイヤの無い車 ・・・これは、少なくとも実用化されていない。(技術的には可能だろうが) 車自体やインフラにかかるコストを考えると、タイヤでの走行がやはり一番効率的なのだろう。 一方、動力はPHEVやEVで電動化が加速している。
20世紀になった年の新聞の特集に100年後に実現できていることとして、東京-神戸4時間半の弾丸列車、電送写真などが書かれていたそうだが、これらもほとんど当時の予想を超えて実現されている。
Hiroshi Manabe
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