今と違って、松の内の7日くらいまでは商店は休みのところが多く、お年玉をもらってもすぐに使うことができなかった。正月の遊びは、これも定番の凧揚げ,コマ回し,羽子板,かるた など。 TV番組は、各地のお正月風景の中継に始まり、紅白歌合戦やレコード大賞の話題、スターかくし芸大会,スポーツ選手ののど自慢などの正月番組が延々と放映されていた。 正月明け、会社も初日は年始挨拶と乾杯で午前中に解散というところが多く、女子社員特に銀行は着物での出勤・勤務が普通だった。
12月31日までの喧騒と、数時間しか違わない1月1日の静けさのギャップの大きさは、“お正月”が特別であることを感じさせ、それはそれで風情があって良かったのだが、最近は単なる連休になってしまったのは少し残念。
後に、コンビニが登場して、元旦でもおせち以外の食糧を調達できるようになったり、ボーリングやスケートなど元旦から営業する娯楽施設も現れ、正月の過ごし方も少しずつ変化していった。
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