記憶にある初期の自動販売機は、オレンジジュース。 機械の上にアクリルのようなものでできた透明のドームが載っており、その中でオレンジジュースが噴水のように湧き出ていた。 機械の横にある紙コップの筒からカップを一つ取り出し、機械の真ん中にある小さな扉の中にセット、コインを10円入れると ジュースが注がれる仕組みだった。
時々、順番を間違えてコインを先に入れてしまい、コップをセットしていない場所にむなしくジュースが流れてしまう失敗もあった。
コカコーラをはじめとするビンの自動販売機は、コインを入れると商品ごとに並んだビンの頭を引っ張り出す形式。 これも、一気に引っ張り出さないと、中途半端なところで、出すことも戻すこともできなくなってしまうことがあった。
缶飲料が登場した後は、ほぼ今のような形態の機械になっていたように思う。(もちろん、ディジタル化や省エネ性能は、今とは比べるまでもないが)缶のサイズは250mlが普通で、今よりスリムだったため、350ml缶が出た時は、通称「ブタ缶」と呼ばれていた。
今は、ホット/コールドが併売されていたり、省エネ性能も昼間は電気を使わず、冷たい飲み物を提供できるなど すばらしい技術である。
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