カセットテープ

カセットテープの人気が再燃しているらしい。新譜のカセットテープで発売しているアーチストも増えてきている。音質は劣るのだが、音楽が詰まった感のある媒体を機器に装着し、巻き戻して1曲目から順番に再生されるワクワク感やレトロ感が受けているのだと思う。

昭和の全盛期には、ウォークマンの流行もあり、若者は自分が好きな曲を集めたマイテープを作っており、メーカー各社も商品ラインアップやCMに力を入れていた。また、カセットテープは原理的にダイナミックレンジが狭く、再生時には「サーッ」というノイズが出るのだが、これを改善するための技術にしのぎを削っていた。

テープの磁性体が、ノーマルからクロムテープ,メタルテープに進化。録音・再生の技術として、ノイズリダクションとしてドルビー研究所のドルビー、ダイナミックレンジ改善技術の東芝adres。 この他にも各社色々な方式を発案、搭載していたが、互換性の問題が出てしまうこともあり、ドルビー以外は消滅してしまった。

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