キドカラー

 小学生の頃、日立のカラーテレビ「キドカラー」をPRするため、船体に「キドカラー」と大きく書かれた飛行船が、時々飛んでいた。

 それまでは、屋外の広告媒体と言えば、看板、ネオンサイン、アドバルーンあたりしかなく、空をゆっくりと回遊する飛行船による広告は、衝撃的だった。授業中に何気に外を見て、これを発見すると、気になってしまい、ずっと動きを追っていた記憶がある。

 飛行船と言えば、第二次世界大戦中のドイツの飛行船は水素を使っていたため、わずかな火気で爆発を起こしていたと本で読んだことがあったので、それも気になっていた。(キドカラーの頃には、ヘリウムガスを使用しており、その危険性はなかったのだが。)

 空での広告は、「ポカリスェット」が飛行機雲で描いたものもあったが、上記からかなり後になってからのことである。

キドカラー

Pocari Sweat

20世紀アーカイブ

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