コミュニケーション・ツール

今は、大人も若者も日々のコミュニケーションは、スマフォのLINEがほぼスタンダードになっているが、90年代前半までは固定電話のみがリアルタイムにやりとりできるツールであった。(その昔は、時差はあるが、手紙/はがき、交換日記もその部類のルーツだった。)

待ち合わせは、電話で入念に場所・時間を確認。(そうしないと、”渋谷・ハチ公前”や”新宿・アルタ前” 程度の精度では、週末などは絶対に会えない。)会えなかったら、駅の掲示板に伝言を残す という風景が普通に見られた。

90年代後半になるとPHS,携帯電話が登場、メールのやりとりのため、Pocket Boardという小さなディスプレイ端末も流行した。(確か、これを企画したのは女性で、このあたりから女性の企画力が注目され始めたような気がする。) 女子校生の定番は、ポケベル。 初期の頃は番号でメッセージを受信するのだが、発信は公衆電話。 恐ろしい速さでダイヤルボタンを連打している姿に驚嘆した。

駅周辺にはおびただしい数の公衆電話が並んでいたが、今では1台を探すのにも苦労する。 



「東京ラブストーリー」の1シーン(当時、最新鋭の携帯電話)

20世紀アーカイブ

20世紀後半(1970年代)~2000年代前半の交通,車,スポーツ,施設&イベント,書籍&カタログ,その他の記憶や写真です。