巨人の星

70年代(60年代?)、子供が好きなものの代表は、「巨人」「大鵬」「卵焼き」と言われており、男の子のスポーツは野球、さらに人気球団は巨人と言うのが定番だった。(関西圏では、阪神であるが)

これに拍車をかけたのが、漫画「巨人の星」である。 ご存じのとおり、元巨人軍のサードであった星一徹が、自分の果たせなかった夢を息子の飛雄馬に託し、最後はその飛雄馬が巨人の星となるというストーリーで、その途中で大リーグボール1号、2号、3号を編み出し、そのたびごとに一時球界を席巻するも、最後はライバルに攻略される。大リーグボールは、もちろんあり得ない魔球なのだが、それなりの理論の元で完成していることになっていた。

特に、大リーグボール2号の「消える魔球」は、野球盤にも搭載され、こちらはバッターボックス手前でトンネルができて地下をくぐる仕組みだった。

「巨人の星」は、少年マガジンに連載されていたが、私は他の漫画にはほとんど興味がなかったので、コミックの単行本を買っていた。全部で20巻だったと思う。

余談だが、冒頭の子供の好きなもの定番に続いて、80年代に子供の嫌いなものの代表は、「江川」「ピーマン」「北の湖」だった。

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