クリスマス

バブル期のクリスマスは、若者にとっての一大イベントだった。クリスマス・イブを1人で過ごすとか、会社で残業などということは、よっぽどな状況であるとみられていた。

みんなでパーティー、または彼女ととっておきのレストランで食事をし、高価なプレゼントを贈るというのが、普通の出来事だった。以前の記事で書いたが、苗場プリンスホテルでは、決まってユーミンのコンサートが開催され、1年前のクリスマスには翌年の分が予約で埋まったらしい。 予約を取ってから、彼女を探す人もいたほど。

テレビでは、定番となった山下達郎のBGMでJR東海のクリスマス・エクスプレス、槇原敬之でケンタッキーフライドチキンのCMが流されていた他、クリスマスをテーマにした特番ドラマが放映され、街全体がクリスマスで盛り上がった。

個人的な印象だが、昨今は10月末のハロウィンの方が盛り上がってきたような気がする。


20世紀アーカイブ

20世紀後半(1970年代)~2000年代前半の交通,車,スポーツ,施設&イベント,書籍&カタログ,その他の記憶や写真です。