固定電話

現代では「電話」と言うと、ほぼスマフォを指すのだが、20世紀終盤までは「固定電話」。黒電話からカラー電話になり、プッシュホン、コードレスフォン、家庭用FAXへ進化していたった。

黒電話の時代は、電話台(家具の1カテゴリとして存在)の上にレースの敷物、さらにその上に置かれていた。おしゃれな家庭では電話本体,受話器がカバーで覆われていた。 会社などで使われていた黒電話は、通話口に消臭?のためのプレートのようなものがはめてあり、独特な香りがした。

電話を引くのも大変で、回線の契約自体に8万円ほどかかるのに加え、電電債を購入しなければならなかったが、後に電電債は買った時点で売るという手続きをやることで、不要となった。

今では、固定電話は番号を保有しているということだけが、住所不定でないことを示すための必要性であり、実用面では携帯(スマフォ)があれば事足りる。 逆に固定電話としては、電源の要らないシンプルな電話機を持っている方が、災害時などのために有用かも知れない。

20世紀アーカイブ

20世紀後半(1970年代)~2000年代前半の交通,車,スポーツ,施設&イベント,書籍&カタログ,その他の記憶や写真です。