路面電車 -２

路面電車は'19/1に一度投稿したので、今回で2回目。

1960-70年代に全国各地で廃止されてしまったが、地方都市では生き延びて、今も活躍している。廃止/存続の明暗を分けたのは、もちろん絶対的な車の交通量の差もあるが、路面電車の道路上の優遇度の違いもあったように思う。

例えば、鹿児島の路面電車は、道路併用区間であっても車が軌道上を走ることは許されていない。（今では軌道内は芝生で覆われ、架線の支柱が軌道の真ん中に立てられているので、さらに車道とは分離されている。）一方、福岡の西鉄路面電車は、併用区間の軌道内は電車優先ということで、電車がいない時は、車が走行できた。　が、結局これが軌道内に車が滞留して、電車が時刻通り走れないという状況を招いていた。

これからの都市計画を考えると、都市部の周辺までを車で行き来して、市街地内はLRTなどで移動するというのが、環境にもやさしく、利用者にとっても不快な渋滞や駐車場混雑に遭遇せず、快適ではないかと思う。