昔のビールは、今と違ってラガーの「苦味走ったうまさ」が売り文句になっており、キリンが70%くらいのシェアを持っていたらしい。
サッポロが1977年に「サッポロびん生」(のちに「サッポロ<生>黒ラベル」に改称)を発売し生ビールのピリッとしたうまさが世に広まった。そして、萬年最下位のアサヒが「キレとコク」で「スーパードライ」を発売、大ヒットでシェアを大逆転。この時から、各社ともビールは「キレとコク」が前面にPRされるようになった。サントリーはプレミアム・モルツを発売、プレミアム・ビールという新ジャンルを作り、各社シェアが拮抗するようになった。
CMも多様で、三船敏郎の「男は黙ってサッポロビール」に始まり、落合信彦がCMに出ていたアサヒスーパードライの「飲むほどにドライ、辛口・生」、松田聖子の歌とペンギンのアニメで受けたサントリーの「泣かせる味だぜ」などが記憶に残っている。
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