高度成長期の工業地帯の発展に合わせて、公害も重大な社会問題に。(当時は、民間企業が環境保全にコストをかけるなどという意識はゼロ。CSRやSDG'sが当然のように叫ばれている現代とは大違いである。)
水俣病(熊本)、イタイイタイ病(富山)、四日市ぜんそく、洞海湾(北九州)や田子の浦(静岡)のヘドロ、川崎のスモッグなどが有名で、その他全国的にも光化学スモッグ注意報が発令されたりしており、街中に「オキシダント濃度 〇〇ppm」などの電光掲示板が設置されていた。
また、社会の授業でも、日本地図に示された場所に合った公害名を答える問題が出題された。
その頃は、和歌にある「田子の浦ゆ うち出てみれば、真白にぞ 富士の高嶺に雪はふりける」の句は、子供心に全く信じられなかった。
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