銭湯

子供の頃から家に風呂はあったのだが、時々銭湯に行く機会があったし、大学時代は風呂無しのアパートに住んでいたため、銭湯が近くにあることは必要条件だった。TVドラマ「時間ですよ」は銭湯を営む家庭が舞台となっていて、今より身近な存在だった。

男女別々の入口を入ると、男湯・女湯の間仕切りを挟んだ一段上にある番台(ここからは男女両方の脱衣所、風呂場が一望できる)で料金を払うのだが、ここに一度座ってみたいと思った男性は多いだろう。

昔は、女性だけ番台のところで髪を洗うことを自己申告する必要があり、追加料金がかかっていた。(お湯を余計に使うのが理由だったが、のちに廃止された。)

銭湯と言えば、壁のペンキ画。ほとんどの風呂屋は、海と松と富士山の組み合わせだったように思うが、湯舟に浸かって眺めるには、これが一番落ち着く。風呂から上がった後、コーヒー牛乳を腰に手をあてた姿勢でぐぃっと飲むというのも定番。

子宝湯 @江戸東京たてもの園

20世紀アーカイブ

20世紀後半(1970年代)~2000年代前半の交通,車,スポーツ,施設&イベント,書籍&カタログ,その他の記憶や写真です。